アクセスは鎌倉駅からバスに乗って「浄明寺」バス停下車徒歩3分。浄明寺バス停で降りる方の多くは、私たちがお目当ての浄妙寺・喜泉庵とは道路を挟んで反対側にある報国寺へと向かいます。浄妙寺は鎌倉五山の一つで由緒と歴史のあるお寺ですが、観光客が少ないのです。さらに喜泉庵も境内で目立たずに静かに佇んでますので、より一層人が少ないのですね。そう、つまりこの上品で素敵な雰囲気を幸運な方は独り占めできる可能性があるのです。
鎌倉で名高い「美鈴」の上生菓子。春から初夏にかけて鶯がさえずり、水琴窟の神秘的な水の音は枯山水のお庭をより一層引き立てます。「UNIQUELY鎌倉」が強くお薦めするお茶処でございます。
竹庭に面したお茶席で干菓子とお抹茶(500円)をいただける報国寺の休耕庵。静かに聞こえる滝の音や擦れる竹の葉音、鳥のさえずりがBGMとなってあなたを癒してくれます。休耕庵(報国寺)はミシュラン観光版でも星をいただいたことがある鎌倉でも名の知れたお寺ですから、ピークの時間帯を外して伺いたいですね。
竹の庭は一年中青々として何時行ってもいいコンディションで迎えてくれます。青々とした竹林と店内の赤い毛氈のコントラストが鮮やかで、きっとお気に入りの場所のひとつになることと思います。
円覚寺の広い境内を奥へと足を進めると、佛日庵のお向かいの高台にひっそりと鎮座する円覚寺塔頭・如意庵。完全に如意庵の中に溶け込んだ茶寮が「安寧」なのです。数あるお抹茶スポットの中でも抜群の上質さを誇るお寺カフェです。
まるでお堂の中にカフェがあるような不思議な感覚。緑の庭園を眺めながらお茶を頂けるカウンター席は平日でも満席になる人気ぶり。テーブル席は振り返るとご本尊様というお寺ならではの素敵なロケーション。そして何より、お寺の心を感じる心のこもった丁寧な接客が魅力です。
カフェではお抹茶と北鎌倉の和菓子店「こまき」さんの季節の上生菓子が頂けます。他にも甘味や、花むすび膳(第二土曜のみの提供)がいただけます。
一度行ってみれば、きっと大事な人を連れて行きたくなる…とっておきの場所になること間違いなしです。
座禅・茶道・香道・写経などさまざまな体験会を積極的に行っている東慶寺。お茶会や体験茶道は茶室・寒雲亭で行われますが、期間限定の茶店は菖蒲畑の奥にひっそり佇む立礼茶室・白蓮舎にて開かれます。
お抹茶と上生菓子のセット(¥1,000)が頂けます。6月の花菖蒲の時期には、目の前に広がる菖蒲畑。それを眺めながら花菖蒲がモチーフになった上生菓子(北鎌倉・こまき製)とお抹茶をいただく…という粋な楽しみ方が出来ます。庭園沿いに設けられた茶席から眺める東慶寺はいつもと違った景色。花の寺と呼ばれる東慶寺ならでは、花菖蒲と一緒に紫陽花や季節の花々を眺められるとっておきの場所です。
5〜6月の花菖蒲、2〜3月の梅の花が咲く時期にだけ開かれる限定茶店です。季節の花を愛でながら、お抹茶を一服いかがでしょう。
明月院と言えば「紫陽花」に「悟りの窓」とも呼ばれる丸い窓。いえいえ、それだけではございません。こちらは明月院の正面入り口近くにある「月笑軒」。
赤い傘の下の緋毛氈が敷かれた縁台に腰掛けると、聞こえてくるのは小鳥のさえずりと、さわさわと木の葉を媒介にして聞こえてくる風の音。月笑軒入り口近くには「水琴窟」もありまして、水の滴る神秘的な音もお楽しみいただけます。
「明月院・月笑軒」、五感を澄ませてお楽しみください。
「佛日庵」は数ある円覚寺の塔頭のひとつであり、円覚寺の開基・北条時宗を祀ったお寺です。拝観口でお願いするとお抹茶を頂けます。真夏には氷を入れてくれるお寺の方の心遣いも暖かい、アットホームなお寺です。
こじんまりした境内ですが、風情があり四季の変化を感じられるお庭です。中国の小説家・魯迅から送られたという白木蓮が、一斉に白い花を付ける初春。雨音を聴きながら、縁側で紫陽花を眺めつつ頂くお抹茶もまた格別な梅雨。見上げるほどにそびえ立つ泰山木に立派な白い花が付く初夏。…まだまだありますが、季節ごとの良さを見つけるのも醍醐味です。
お抹茶と一緒に頂ける干菓子には、鳩サブレーで有名な鎌倉・豊島屋さんの落雁・小鳩豆楽。小さな鳩の形が可愛らしいですね。
広い広い円覚寺ですから、散策の合間の一休憩にいかがでしょう。
浄妙寺・喜泉庵さんでお楽しみいただけるのが、こちら「美鈴」さんの上生菓子。和菓子ならでは、美鈴さんならではの季節感溢れるお菓子をお買い求めいただけます。
「美味しんぼ」にも登場した美鈴の上生菓子、日持ちは長くはありませんが、鎌倉らしさが伝わるお土産になること請け合いです。予約販売のみですが、当日でも在庫があれば購入可能な場合があります。お電話にてご確認ください。
円覚寺塔頭、如意案のお茶処「安寧」や、東慶寺の季節限定茶寮「白蓮舎」にてお茶受けとして供される季節の上生菓子は「御菓子司(おかしどころ)こまき」さんの逸品。
カフェとしてお抹茶をいただきながら北鎌倉散策の一休みにもご利用いただけますし、鎌倉ならではの旅のお土産としてお持ち帰りも可能です。場所は北鎌倉駅西口改札のすぐ横です。鎌倉の旅の思い出をご自宅までお持ち帰りください。