鎌倉三十三観音霊場
願をかけて33の観音様をめぐる旅

発願印が押された杉本寺の御朱印

  • 三十三観音御朱印・杉本寺
  • 杉本寺本堂
  • 三十三観音御朱印・宝戒寺
  • 宝戒寺・本堂
  • 三十三観音御朱印・安養院
  • 安養院本堂
  • 三十三観音御朱印・長谷寺
  • 長谷寺山門と梅
  • 三十三観音御朱印・来迎寺
  • 来迎寺外観
  • 瑞泉寺御朱印
  • 瑞泉寺境内、本堂と梅

願をかけて観音様を巡り、御朱印をいただきます。

坂東三十三観音や西国三十三所、越後、北陸のように全国各地に三十三観音霊場巡りがありますが、鎌倉三十三観音の一番の特徴はそのすべてのお寺が旧鎌倉地域に集中していること。頑張れば2,3日で回り切れてしまうのも、150もの寺社が集まる鎌倉霊場巡りならではの特徴です。

観音様は本来の姿は聖観音様ですが、十一面観音様や千手観音様、准胝観音様、水月観音様…と姿形を変えて私たちを救ってくれます。そんな優しい観音様を巡りますので、皆さまも何かしら願をかけてみてはいかがでしょう。

さてさて、観音様巡りの注意点です。御朱印とは本来お寺に納経した証としていただくもの。それがいつしかお参りした証としていただけるようになりました。ですから、御朱印をいただく前にはまず、そのお寺の御本尊に(観音様が御本尊ではない場合は観音様にも)お参りしましょう。御朱印をお願いする際は必ず御朱印帳にお願いしましょう。そして、お寺に詣でる者として謙虚な心で静かにお参りしましょう。観光ついでの観音様巡り、ではダメですよ。観音様巡りのついでに観光する気持ちで参りましょうね。

さ、それでは共に観音様を巡る旅に出発しましょう。

鎌倉三十三観音お寺リスト 第1番〜第5番札所

杉本寺・三十三観音御朱印

第1番札所 杉本寺

鎌倉三十三観音、第1番札所の杉本寺。最初のお参りして「発願印」をいただきましょう。十一面観音様。

宝戒寺・三十三観音御朱印

第2番札所 宝戒寺

北条氏を弔うために建てられた宝戒寺が鎌倉三十三観音第2番札所。本堂内左奥に准胝観音様がいらっしゃいます。

安養院・三十三観音御朱印

第3番札所 安養院

北条政子の法名がそのままお寺の名称となった「安養院」。千手観音様を祀る鎌倉三十三観音、第3番札所です。

長谷寺・三十三観音御朱印

第4番札所 長谷寺

「長谷観音」の名で親しまれる長谷寺のご本尊、十一面観音様。奈良から海を渡ってやってきた伝説の観音様です。

本覚寺・三十三観音御朱印

第5番札所 来迎寺

鶴岡八幡宮の奥、西御門にある来迎寺は鎌倉三十三観音の第五番札所。御本尊の脇に如意輪観音様がいらっしゃいます。

鎌倉三十三観音お寺リスト 第6番〜第10番札所

瑞泉寺・三十三観音御朱印

第6番札所 瑞泉寺

鎌倉三十三観音、第6番札所の瑞泉寺。四季折々の自然、花々が溢れる境内で千手観音様がお待ちですよ。

光触寺・三十三観音御朱印

第7番札所 光触寺

鎌倉三十三観音、第7番札所の 光触寺。金沢街道を辿って朝比奈峠の手前まで。ゆっくり心を見つめてみては?

明王院・三十三観音御朱印

第8番札所 明王院

鎌倉三十三観音、第8番札所の 明王院。明王院は供養のためではなく心願成就の為に建てられたお寺。

浄妙寺・三十三観音御朱印

第9番札所 浄妙寺

鎌倉三十三観音、第9番札所は浄妙寺。お目当ては聖観世音様。抹茶と枯山水を楽しめる喜泉庵にも寄りたいところ。

鎌倉三十三観音巡り お寺マップ

 

第1番札所 杉本寺 十一面観音様

  • 杉本寺御朱印・三十三観音
  • 杉本寺本堂

鎌倉三十三観音霊場巡り、第1番札所はこちら「杉本寺」です。1枚目の写真、左上に「発願」印が押されてますね。三十三観音巡りの一番目にこの杉本寺に参詣した証です。逆に言うと一番最初に杉本寺に詣でないとこの発願印は押していただけません。途中は順番通りでなくても、最初は杉本寺にお参りしましょう。

本堂に上がると奥の奥に御本尊、三体の十一面観音様がいらっしゃいます。しっかりと手を合わせお参りしましょう。御本尊の十一面観音様の他にもお前立ちの十一面観音様、その他にも間近にたくさんの仏像様を拝むことができます。杉本寺が生活に密着した祈りの場であったことが実感できます。本堂入って右手に御朱印の受付があります。鎌倉三十三観音の御朱印をいただきたい旨をしっかり伝えましょう。御朱印帳は事前に用意してなくても大丈夫。御朱印受付で御朱印帳も購入可能です。坂東三十三観音の御朱印帳を購入しないように注意しましょうね。

第2番札所 宝戒寺 准胝観音様

  • 宝戒寺御朱印・三十三観音
  • 宝戒寺本堂

鎌倉三十三観音霊場巡り、第2番札所は「宝戒寺」。鶴岡八幡宮の前を右手に曲がり少し歩いた所に宝戒寺はあります。杉本寺と同じく、こちらも本堂に上がることができます。たくさんの仏像が間近に拝めるところも杉本寺と一緒で地域の住民の信仰の場であったことが色濃く感じることができます。

宝戒寺の御本尊は「子育て地蔵」様。本堂奥の中央に鎮座していらっしゃいます。今回のお目当て「准胝観音」様は本堂奥の左手、前列中央にいらっしゃいます。しっかりとお参りをしたら本堂内の御朱印受付にて御朱印をいただきましょう。こちら宝戒寺さんでも「鎌倉三十三観音の御朱印」をいただきたい旨、伝えましょう。

第3番札所 安養院 千手観音様

  • 安養院御朱印・三十三観音
  • 安養院本堂

鎌倉三十三観音、第3番札所「安養院」。春にはツツジで境内が赤紫一色になり、訪れる人が多く賑やかになりますが、訪れた2月始めは静かな雰囲気。境内を掃除する箒の音が心地よく響きます。山門をくぐると目の前に本堂。こちらの本堂に今回のお目当て「千手観音」様がいらっしゃいます。御本尊は「阿弥陀如来」様ですが、その阿弥陀如来様のすぐ後ろに千手観音様が控えてます。 お参りしたら山門入って右手の御朱印受付へ。

そうそう、こちへ来たら忘れずに本堂裏手へ回りましょう。鎌倉最古と言われる宝篋印塔と北条政子のお墓があります。第24番札所、寿福寺にも北条政子のものと伝わるお墓がありますから、見比べてみたり、歴史を謎解いてみたりするのも一興ですね。

第4番札所 長谷寺 十一面観音様

  • 長谷寺御朱印・三十三観音
  • 長谷寺山門と梅

さて、第4番札所は鎌倉有数の人気スポット「長谷寺」です。人気もさることながら、その歴史も鎌倉有数のもの。今回のお目当て、御本尊の十一面観音様ははるばる奈良から海に流されて736年に流れ着いたと伝わります。その流れ着いた観音様を祀った場所がこの長谷寺の由来ですが、創建年代を裏付ける資料はなく、実は謎に包まれた寺院なのです。はるばる海を渡ってきた由来、そして木造仏として日本最大級を誇る大きさ。さすがのスケール感です。なんだか大きな願いもかなえてくれそうです。

御朱印は入山してすぐ左側にある御朱印受付でお願いしましょう。日中は混雑必至なので、まずは御朱印帳を預けてからお参りへと向かいましょう。御朱印代は300円です。

第5番札所 来迎寺(西御門) 如意輪観音様

  • 来迎寺御朱印・三十三観音
  • 来迎寺参道

鎌倉三十三観音、第5番札所は「来迎寺」。濁点はつけずに ”らいこうじ” と読みます。同じ名前のお寺さんが、鎌倉市内材木座にもあるので間違えないようにご注意ください。ちなみに材木座の来迎寺さんも鎌倉三十三観音の一つで第14番札所に指定されています。

今回のお目当ての如意輪観音様、女性のための観音様とも言われ、厄除けや安産にご利益があるとされています。そのお姿は、片膝をついたその上に右肘をのせ頬を支えるという半跏(はんか)の姿勢。柔らかな眼差しと、しっとりと放つ穏やかなオーラで鎌倉一美しい仏像とも。こちらの如意輪観音様とお参りしたら、東慶寺の水月観音様もお参りしたいところ。どちらも半跏の姿勢と艶やかな美しさで有名な観音様です。

第6番札所 瑞泉寺 千手観音様

  • 瑞泉寺・三十三観音御朱印「千手観音」
  • 瑞泉寺境内、梅と本堂

鎌倉三十三観音霊場巡り、第6番の札所がこちらの「瑞泉寺」。徒歩なら鎌倉駅から40分。バスで行っても最寄りのバス停から徒歩15分を要する、ハイキングには最適のお寺さんです。瑞泉寺横からは天園ハイキングコースがあって北鎌倉、建長寺へと繋がっていますから、お参りの後にこちらにチャレンジするのも鎌倉の自然を感じられていいですね。

四季の草花が溢れる境内奥に本堂があります。お賽銭箱の奥にある障子戸は、少しだけ開くようになっています。その隙間から千手観音様にお参りしましょう。正面奥が御本尊「釈迦牟尼仏」、正面右が開山「夢窓国師」、正面左手にいらっしゃるのが「千手観音」様です。お間違えのないよう、お気をつけ下さいね。

第7番札所 光触寺 聖観世音様

  • 光触寺・三十三観音御朱印
  • 光触寺本堂

鎌倉三十三観音、第7番札所は「光触寺」。”こうそくじ” と読みます。光則寺と書く同じ名前のお寺さん長谷寺のお隣にもございます。お間違えのないようご注意ください。鎌倉駅からは徒歩だと45分かかります。改めて心を見つめなおすのにいい時間かもしれませんね。

ご本堂に安置される「聖観世音」様ですが、普段はお目にかかることができません。平安時代に作られたとも伝わる、古く、大切な観音様でございまして、また国指定重要文化財の御本尊「頬焼阿弥陀」様もいらっしゃいますので、10名様以上での予約が必要です。本堂備え付けのインターホンでご住職がいらしてくださいます。「お気をつけてお回りくださいね。」の一言が嬉しい春のひと時でした。

第8番札所 明王院 十一面観音様

  • 明王院・三十三観音御朱印
  • 明王院境内に溢れる桜

鎌倉三十三観音霊場巡り、第8番札所はこちらの「明王院」。供養のお寺ではなく、祈願のお寺です。頼朝、頼家、実朝と三代で源氏の血筋が途絶えた後に執権として実権を握り続けたのは北条氏ですが、対外的に高貴な血筋の将軍が必要で、摂関家から四代将軍として藤原頼経が迎えられました。その藤原頼経が将軍家の祈願所として建てたのがこの明王院です。

祈願所としての実力派折紙付で、鎌倉幕府最大の危機、元寇の際にもこちらで護摩法要が行われました。モンゴル軍を蹴散らした嵐を呼んだ明王院、といっても過言ではありません!私たちのささやかな願いなどいとも簡単に叶えてくれるかもしれませんね。
十一面観音様は本堂右手の小さなお堂にいらっしゃいます。御朱印は本堂左手で。

第9番札所 浄妙寺 聖観世音様

  • 光触寺・三十三観音御朱印
  • 光触寺本堂

鎌倉三十三観音、第9番札所は鎌倉五山第五位の寺格を誇る「浄妙寺」。権威ある寺格と歴史の割には観光客も少なめでゆったり気分で拝観することができます。

山門で御朱印を預け、そこからまっすぐ伸びる参道を通って本堂へ。ここに「聖観世音」様がいらっしゃいます。そのお顔を間近で拝見することはできませんが、心静かにしっかりと手を合わせましょう。

さて、お参りが済んだらお抹茶と季節の和菓子をいただきながら枯山水を庭を愉しむ。そんな時間の過ごし方はいかがでしょう。本堂左手にある「喜泉庵」での贅沢なひと時も浄妙寺の魅力です。

鎌倉エリア別ガイド