Uniequely鎌倉の2016年紅葉レポートはこれにて終了です。今年も美しい紅葉を鎌倉は楽しませてくれました。来年の色付きを楽しみにまた一年過ごしましょう。
それでは皆さん、良いお年を。
総門前や妙高池、境内の大通りでは多くの紅葉した木々が散ってしまい、なかなか寂しい印象になっていました。いよいよ冬本番の気配が感じられるようになってきました。色付きの遅かった山門下はまだ鮮やかな紅、山門と仏殿の間のもみじはまだ楽しめます。境内見渡しても、所々で秋を見つける事は出来るでしょう。混雑していた時期も過ぎ、ゆったりと広い境内を楽しめそうです。
おすすめ度 ★★★☆☆
色付き度 ★★☆☆☆
山門前と本堂前のもみじの木々はすっかり落葉し、先週楽しめた紅い絨毯も鮮やかさを失ってきました。しかし、東慶寺はまだまだ楽しませてくれます。先週見ごろとお伝えした、境内奥地の墓苑。新たに色付いた木、散ってしまった木と常緑の木。様々な色が重なり合って幻想的な雰囲気を作り出しています。そして、一段上がった平場にある用堂尼の墓所は、見事な黄一色の絨毯になっていました。狭い平場全体に降り積もった銀杏の葉は圧巻です。まれに銀杏の実がまだ落ちていますのでご注意を。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★☆☆
この一週間でかなり落葉が進んだ明月院ですが、まだまだ日本の秋らしい雰囲気を楽しめるので行く価値ありです。一時期の混雑もなくなった今は狙い目ではないでしょうか。限定公開されていた本堂後庭園はまだまだ鮮やかなカラーを覗かせくれているのですが、残念ながら公開終了となりました。それでも、開基廊の周りでは美しい紅葉が。後ろの山々の色付きと重なり、茅葺き屋根の建物が引き立ちます。散りかけた葉も、もみじのシルエットが際立って味があるものです。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★★☆
先週ピークとお伝えした境内奥地の半僧坊も、今週はかなり落葉が進んでいました。半僧坊から見渡す境内も、鮮やかな色が少なくなった印象。しかし、半僧坊へと向かう参道ではまだまだ紅葉を楽しめます。直線上に鳥居が並ぶ参道では、狛犬から見渡す景色がとても素敵な眺めです。また、境内のわりと手前にある龍峰院では綺麗な紅色をまだまだ楽しめます。燃えるような紅に青空が堪りません。境内の混雑も無いので、のんびりと半僧坊まで足を伸ばしてみてはいかがでしょう。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★★☆
鎌倉紅葉スポット 建長寺
祖師堂の紅葉がやっと良い色付きになってきました。今日も結婚式の前撮りをされているカップルが。和装がとても似合う場所なんです。先週の風の強さからか、一挙にピークを通り越してしまった感はありますが、今が一番鮮やかな色味を味わえる事でしょう。落葉した葉も良いものです。もの悲しい雰囲気も感じますが、年末年始というお休みがやってくるというワクワク感もあるのでは。祖師堂横の池まわりが見ごろを迎えていて、多くのカメラマンで賑わっていました。二天門周辺はかなり散ってしまいました。鐘楼のまわりも綺麗な秋色を纏っています。今週はまだまだ楽しめそうな妙本寺でした。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★★☆
瑞泉寺の山号は錦屏山(きんぺいさん)といいます。錦の屏風のように紅葉が美しいことから名付けられているのです。いままさに、それを体感出来る時期になってきたと言えそうです。拝観口から境内に上がるまでの間に奥の山々を眺めると、実に見事な色彩です。境内でも、山門周辺が良い色付きとなり、落葉した葉が山門に降り積もって良い雰囲気です。名勝庭園では、岩壁上の急斜面を落葉した葉の清掃を行っていました。鎌倉のお寺さんでは、どこもとても丁寧に落葉した葉のお手入れを行っています。それでこその美しい景観を保てるのですね。貴重な瞬間を垣間みれました。瑞泉寺は今週末も紅葉を楽しめそうです。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
紅葉が遅めだった鎌倉宮の神苑では、ようやく色付きが進み始めていました。神苑では背の高い木々が頭上を覆っているので、少し薄暗い空間となっています。そのため傾いた日が大きな木々の間から差し込むと、とても幻想的な雰囲気を作り出します。この日は午後2時頃に訪れるとちょうどベストタイムでした。鎌倉宮でも落葉も同時に進んでいて、足下はもみじの絨毯。また、本宮に正対する場所から境内を眺めると、白い鳥居と深紅のコントラストがとても素敵です。今週末もまだまだ楽しめそうです。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★★☆
覚園寺でもこの一週間で落葉が進んだようです。半分くらいの葉は落ちてしまいましたが、足下を彩るのは落葉した紅いもみじ。水瓶には落葉したもみじがたくさん積もっていて、そこへ青空が映り込んでとても良い雰囲気です。いつ来ても静かな境内は、いつまでもここに居たくなってしまうような居心地の良さがあります。もみじの絨毯の間に浮かび上がるかのような丸い石の上を歩いて、小さなスペースを長い時間散策してしまいました。落葉した葉の鮮やかさは今週末はまだ楽しめるのではないかと思います。少し遠いですが是非訪れてみて欲しい、秋の覚園寺です。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★☆☆
先週、ピークを迎えたとお伝えした総門前はかなり散ってしまいましたが、2枚目の写真のようにまだまだ秋色を満喫出来る程です。一番色付きの遅かった、山門下のもみじの木がようやく色付き、山門周辺は散ったものもありますが鮮やかな赤色トーンに完全に変わりました。妙高池まで続く通りを燃えるような紅で彩っていた木々も、今週は落葉が進みまばらな印象に。しかし逆にまばらな様子が味があるようにも思えます。今週もまだ楽しめそうです。暖かくしてお出掛け下さい。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★☆
先週見ごろだった山門前は落葉し、見どころは次のスポットへと移った東慶寺。今週の見どころは境内奥地に広がる墓苑です。鮮やかに色付いた紅や黄色が、薄暗い印象の墓苑を1年で一番鮮やかに彩っているのはおそらく今でしょう。全体的に良い色になっていますが、写真2枚目の一番奥地の墓苑が見事な発色でした。また、先週見ごろとお伝えした本堂のもみじ(写真1枚目)は、散り始めましたがまだまだ綺麗な色付きです。落葉した葉が絨毯のように敷き詰められた様子も必見です。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
ゆっくりと紅葉が進んで来ています。浄智寺を象徴する印象的な石段に、銀杏の葉が黄色の彩りを添えてすっかりと秋仕様になりました。2枚目の写真のように、境内の紅色も景色に加わって晩秋をしっとりと味わう事が出来ます。この日は気持ち良い青空で、ご本尊の三世仏がいらっしゃる曇華殿がとても綺麗でした。書院の庭を彩っていたもみじは散ってしまいましたが、庫裏の玄関側の大きなもみじの木が今見頃となっています。奥ゆかしい浄智寺の秋、今週末もまだまだ楽しめそうです。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★☆
建長寺の紅葉も見ごろを迎えていました。境内の手前は、色付く木が少ないですが半僧坊へと向かうと素晴らしい景色の数々です。まずは天源院。こちらはだいぶ終盤に差し掛かっていますが、大きな木々が作り出す木陰から見上げる紅葉はダイナミックで華やかさがあります。そして、半僧坊の真っ直ぐと伸びる参道。ここでは直線上に並ぶ鳥居と、それを取り囲む鮮やかな紅、黄、橙、緑…などなど。その先の長い長い階段は、息が切れる程ですがそんな事も忘れるほど、今週の彩りは素晴らしいです。登り切った先から見下ろすと、相模湾と一緒に色付いた境内一帯がひとつの景色に納まります。今週末もまだまだ楽しめるでしょう。歩きやすい靴でお出掛け下さい。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
鎌倉紅葉スポット 建長寺
いつの間にか舞殿の脇に立つ大きな銀杏の木は散り、小さなひこばえも落葉していました。とはいえ本宮のお隣の丸山稲荷神社や柳原神池(写真二枚目)では鮮やかな紅葉がまだまだ楽しめます。八幡さまの紅葉はなんといっても社殿の赤とのコラボレーションで華やかな景色が楽しめる点でしょう。色々探してみた結果、この日のベストポジションは柳原神池の脇から望む舞殿でした(写真一枚目)。案内板の前あたりなのでぜひ探してみて下さい。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★★☆
報国寺の紅葉も色付きがピークになってきていました。境内全体的に見どころが満載です。山門からすぐ右にある石段を登ると迦葉堂の前を覆う紅葉が見事です(写真二枚目)。また、竹林の間から透けて見える鮮やかな紅葉も報国寺らしくて見事なものでした(写真一枚目)。この紅葉は、足利一族が眠る大きなやぐらの前にある木々です。岩壁を背景にした紅葉というのもダイナミックで見応えがあります。石庭の前からこのやぐらあたりを見上げるとまた違った景色が楽しめます。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
浄妙寺では背景の山々も含めて、今が紅葉ピークとなっていました。大きな屋根が特徴的な本堂へと向かう参道は、どの時期も美しいものですが、紅葉に彩られた様は格段に素晴らしいもの。しかも青空という絶好の紅葉日和を満喫出来ました。間違いなくこの日巡ったお寺の中でナンバーワンです。本堂の前には大きな銀杏の木があり、半分程は落葉して地面に降り積もっています(写真二枚目)。今週末はまだこの黄色い絨毯を楽しめそうな予感です。お隣の喜泉庵でお茶を頂きながら紅葉したお庭を眺めるのもおすすめです。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
鎌倉紅葉スポット 浄妙寺
紅葉ライトアップもいよいよ今週末までと迫った長谷寺ですが、まだまだピークの彩りを継続中です。この日もたくさんの人で賑わっていました。特に見事な池の周りは、落葉したもみじが増えたので足下も要チェックです。降り積もった紅い絨毯はこの時期ならではの醍醐味。どこを見ても目に飛び込んでくる鮮やかな秋色ですが、鮮やかさナンバーワンは観音ミュージアムと経蔵の間にある一本の木。先週はまだ橙色といったところでしたが、統一された鮮やかな紅色となりとても美しいです。夜は背景となる建物がブルーにライトアップされるので、より際立つ紅色となることでしょう。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
ついに始まった長谷寺の紅葉ライトアップ。平日ながら多くの参拝客で賑わっていました。色付き具合もまさにピークを迎え、暗闇に浮かび上がる幻想的な紅葉した木々。拝観口から中に入ってすぐ、感動の美しさが待っていました。特に人気のエリアは、放生池に反射して映るライトアップされたもみじ。多くの人がカメラを構え順番待ち状態でしたが、それほどに綺麗で並ぶ価値は大いにあります。また、拝観順路の最初の階段を上がった先の空間は、生茂る木々が紅葉のトンネルのようで綺麗です。足下には可愛いお地蔵さんが三人並びます。本堂はブルーにライトアップされ、もみじとのコントラストが楽しめます。日没後は寒さ対策も万全にしてお出掛け下さい。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
雪の後の円覚寺・総門前は見事な色付きです!先週まではまだまだ緑が顔を覗かせていましたが、息を呑む紅色に包まれていました。今週末まで見頃のピークが楽しめそうなので、混雑を避けた早朝にお出掛けするのがおすすめです。境内も見渡すと鮮やかな紅葉が目に飛び込んできます。メイン通りから妙高池まで紅に彩られた道が続きます。色鮮やかな発色なのはもちろんのこと、堂々として華があるように見えるのは、大寺院・円覚寺の風格を感じるからでしょうか。まだ見に行っていない方は、今週が大変おすすめですよ。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
先週から山門前が見頃となっていた東慶寺。山門に向かう階段脇では鮮やかな秋色を楽しめます。リンドウの花は咲き終わり、紅葉シーズン本番に突入といった感じです。本堂にある形の良い綺麗なもみじの木がほぼ色付いてきました。僅かに残る緑の葉とのコントラストがこの日はまだ楽しめました。週末にはちょうど良く全てが紅葉しそうな勢いです。また、このもみじの木と松ヶ岡宝蔵の奥にある大銀杏とのコントラストも今週は必見。参道に立って、境内の奥を眺めると、黄色と紅が一度に視界に飛び込んで来ます。墓苑の銀杏の木々も落葉が少し進み、足下の黄色が少し増えてきました。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
本堂後庭園が公開となった明月院では、ゆっくりと紅葉が進んでいます。見頃とはまだ言えないためか、人は少なめで後庭園はゆったりとした時間が流れていましたよ。お地蔵様もすっかり冬仕様で可愛らしいケープを纏っていました。後庭園は大きな木が多いので、見頃になればかなりの見応えが期待出来ます。現在の状況はまだまだ3割程度の色付きと言ったところでしょうか。一方で拝観口からすぐのエリアでは、良い感じになってきていました。月笑軒の前がとても綺麗です。この日の人気スポットは円窓。円窓からの景色が少し紅葉してきたので、写真を撮りたい人で長蛇の列が出来ていました。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★☆☆
先週ピークとお伝えした海蔵寺は、山門の周辺は多くが落葉してしまいました。それでもまだまだ紅葉ポイントはあります。今週は深紅に染まった梵鐘と庫裏の周辺のもみじが大変見頃です。海蔵寺名物の紅い番傘と張り合うかのような鮮やかさに色付いています。これほど統一感のある色付きが楽しめるのは今だけです。洗練された美しさをご堪能下さい。また、梵鐘周辺で足下を見ると、綺麗な苔の絨毯の上に散るもみじの葉が。良く手入れされた庭であるからこその美しさ。この景色も個人的にとても好きな海蔵寺の風景です。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★☆☆
鎌倉一紅葉が遅いと言われる瑞泉寺ですが、ようやく紅葉始まりました。初期に一本だけ黄色に色付いていた大きな木はほぼ落葉し、その他の木々が上部から少しずつ紅葉しています。山門を覆うもみじや梵鐘周りのもみじは、まだまだ8割ほどが緑色をしていますが、名勝瑞泉寺庭園にあるもみじが黄色から橙色に染まり始めました。カリスマ・夢窓国師が作った岩庭の芸術は、紅葉が加わることで完成系となるのかもしれません。そんな気配すら感じさせる瑞泉寺の紅葉のはじまり。今後の色付きが楽しみです。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★☆☆
比企ガ谷の谷戸に佇む妙本寺も遅めの紅葉で知られます。今週は二天門に向かって左側のもみじの木が黄色に染まりました。正面から二天門を眺めると、左は黄色で右は緑の木々が覆っていて素敵なコントラストです。祖師堂に向かって右側の墓所では大きな銀杏の木がだいぶ色付いて来ていました。風が強かったからでしょうか、足下を見ると黄色の葉と緑の葉が半々程で落葉していました。紅葉の見どころとなる祖師堂では3分の1程が色付きました。この日は結婚式の前撮りをされているカップルの姿が。雰囲気のある秋の祖師堂に、和服姿のお二人がとても映えますね。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★☆☆
大町の住宅街に佇む安国論寺はこの日も静か。山門をくぐると、真っ直ぐ続く参道を緑、黄、紅、橙と鮮やかな色彩。落ち葉のお手入れを念入りにされているようで、整えられたお庭はとても綺麗です。すれ違う職員さんも気持ち良い挨拶をしてくれてなんだか嬉しくなりました。一段階段を上がると、本堂の前にある大きめの形の良いもみじがちょうど見事な橙色に染まって見頃です。本堂正面にある、日蓮が住んだと言われる小庵前にももみじの木が茂っています。こちらは少しだけ紅く染まって来ていました。来週あたりが見頃になりそうな予感です。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★☆
長勝寺でも静かな時間を過ごすことが出来ました。山門の脇にある大銀杏がの落葉がかなり進み、鮮やかな黄色の葉が降り積もっていました。真下は墓所なので横から眺めましたが、とても美しい景色。山門を遠目から見ても黄色に彩られた様子がよくわかります。境内では法華堂にあるもみじの木が見事に紅葉していました。お堂との色のコントラストがとても綺麗です。法華堂の下にあるもみじは7割程の色付きで、まだ緑色とのコントラストが見られます。今週末までは銀杏も楽しめそうです。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★★☆
鎌倉紅葉スポット 長勝寺
扇ガ谷のもうひとつの谷戸にも深まる秋が来ていました。山門を彩る深い紅色にはじまり、境内は所々で秋色を見つけられます。今週の見どころは、境内右手の梵鐘まわりの橙色に染まったもみじ。また、梵鐘の階段を数段上がって境内を見渡すと、気持ちよい景色の中に深紅のもみじ。不動堂では庭仕事を終えたおばあちゃんたちが軒に腰掛けてちょうどランチタイムでした。なんともゆったりとした時間が流れています。阿弥陀堂へと向かう本堂脇の小道にも鮮やかなもみじ。よくみると本堂の窓に紅葉が映っていて素敵でした。今週はまだまだ色付いた木々を楽しめそうです。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★★☆
ここは鎌倉で一番紅葉が遅い、と言われる瑞泉寺。山門付近の幾つかの大きな木々は色づき始めてところでしたが、石庭前のどこもく地蔵を祀る地蔵堂脇のモミジは枝の先の葉が少しだけ色が変わり始めたばかり。残りの葉はまだまだ青々としていました。それにしても梅の枝に積もる雪の様子は、いかにも禅寺な風情で本当に素敵です。
おすすめ度 ★★★★★
北鎌倉の山々に抱かれた風情溢れるお寺「浄智寺」さん。紅葉も雪も似合います。朝からの雪が茅葺の屋根に積もって、その景色はまるで日本昔話。寒さも吹っ飛びます!と言いたいところですが、朝から雪の中歩き通しで足先も指先も冷たい、冷たい。それでもいいもの見させていただきました〜!
おすすめ度 ★★★★★
明月院の丸窓、部屋の手前側と向こう側の戸が閉まっていて、ガラス越しにはうまく撮れませんでした〜。残念。と肩を落としながら後庭園へと進みます。すると庭園一面が雪化粧。そこに赤や黄色の紅葉が彩りを添えて、なんとも美しい景色。もう寒さも限界!でしたが、貴重な風景を拝観させていただきました。
おすすめ度 ★★★★★
美味しんぼの第3巻に登場する「暖雪」という和菓子、葛まんじゅうに似ているのですが、葛の部分がとても分厚くてプルンプルンしているんですね。その意外な食感が「暖かい雪」というネーミングに繋がるのですが、こんな日はお抹茶をいただきながらそんな和菓子を食べたいなぁ、と思った次第です。「暖雪」は漫画の中の架空のお菓子で実在しないんですけどね。
おすすめ度 ★★★★★
昨日お伝えしたばかりの円覚寺の紅葉ですが、今日は朝からの雪で紅葉と雪の見事なコラボレーション。赤い葉に降り積もる白い雪は関東で生まれ育った私にとっては初めての体験!素敵でした〜。
それにしても、こんな日でも遠足の小学生!
風邪引くなよ!
おすすめ度 ★★★★★
源頼朝公が雪を見たさに白い布を山にかけさせたから、という由来が残る鎌倉に実在する「衣張山」。紅葉の季節ですが朝からの雪で衣張山にも雪が積もったようで、山だけでなくお寺も白く染められました。こんな光景には頼朝公もびっくりですね。
海蔵寺の門前の色鮮やかな紅葉と山門に積もり始めた雪。
こんな風景が見られるなんて…!
おすすめ度 ★★★★★
先週から一歩前進して紅葉が深まった円覚寺。祝日というのもあり、かなり多くの人で賑わっていました。総門前はさらに見応えありの色付きで、まだ少し残る緑色とのコントラストが実に綺麗です。多くの人が立ち止まって写真を撮るので大渋滞が巻き起こっていました。二枚目の写真、境内奥の妙高池では、ようやく紅く染まって来たもみじを見ることが出来ます。一枚目の写真は座禅などが行われる居士林の門前。より鮮やかさを増して撮影ポイントとなっていました。境内の大通りも、本当に色鮮やかになりました。先週深紅に染まっていた所は徐々に散り始めたものも。とはいえまだまだ楽しめそうです。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★☆
勤労感謝の日の祝日とあって、日の丸が掲げられた東慶寺山門前。橙色から紅色に見事に染まったもみじとのコラボレーションが楽しめました。境内の松ヶ岡宝蔵の横にある大銀杏も、黄色に色付いている様子が山門から確認出来ました。境内では、本堂前の形の良いもみじの大きな木が半分ほど紅く染まってきました。二週間前はほぼ緑だったのが嘘のようです。境内奥の墓所にある銀杏の木々は少しずつ黄色い葉を落とし始めています。黄色い絨毯が見られるのはまだ先になりそうです。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★☆☆
過去・現在・未来を表す、浄智寺のご本尊である三世仏が祀られた曇華殿の前にある大きな銀杏。落葉が始まり、真下のベンチは黄色の絨毯で彩られてとても綺麗です。その他のもみじの木に関しては、色付きは進んでいるものの見頃はまだ先と行った様子でした。書院の庭や書院の玄関前では、半分ほど色付いたもみじが楽しめます。紅と緑のコントラストが楽しめるのも今のうちでしょう。また、拝観出口を出て右手側、葛原岡ハイキングコースへと向かう道を銀杏の葉が黄色に縁取って素敵な雰囲気に。今日はハイキングの方もたくさんいました。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★★☆☆
今年の海蔵寺は早めに紅葉が進んでいるようです。今週も見頃ピークであろう海蔵寺は多くの参拝客で賑わっていました。山門前で深い色付きを先週見せていた木は落葉が始まりました。少し寂しい雰囲気になりますが、目線を下に落としてみれば、鮮やかな色をしたもみじの葉がたくさん落ちて趣深い風景を作っています。海蔵寺の前にある鎌倉十井のひとつ「底抜の井」を覗いてみれば、可愛らしいもみじの葉が浮かんでいました。散り始めだからこその美しい風景です。晴れていても水の絶えない海蔵寺では、所々に側溝があり水が少し溜まってます。よくみるとそこに落葉したもみじの葉があるので、上ばかりではなく下も要チェックですよ。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
本日十一月23日は英勝寺でお抹茶を頂ける日でした。境内を散策した後に頂くお抹茶はとても良い気分。今週の見どころは、山門の脇にある紅く半分ほど染まったもみじの木。神奈川県の天然記念物に指定されている古木なのだそうです。こちらの山門は夏でも大変かっこいいのですが、秋の装いも素敵でした。竹林の前の紅葉は日当りが悪いためかまだまだ緑色。竹林とのコラボレーションを見られるのを楽しみにしたいですね。
おすすめ度 ★★★☆☆
色付き度 ★★★☆☆
鎌倉紅葉スポット 英勝寺
寿福寺の美しい石畳の参道も、頭上の木々が少しずつ染まり始めました。まだ上部のみの色付きですが、参道の先左側にある銀杏の木が鮮やかな黄色に。落葉も少ししていて脇苔の上には綺麗な葉が確認出来ました。参道の先を左へ曲がり、ぐるっとまわって北条政子の墓所へと向かうと、裏側はすっかり秋模様でした。寿福寺の裏手は墓所に加えて一般の民家もいくつかあるのですが、さすがは寿福寺のお隣さん、もみじの木が多いです。ぐっと深まる秋気分を味わえました。
おすすめ度 ★★★☆☆
色付き度 ★★★☆☆
鎌倉紅葉スポット 寿福寺
祖師堂まわりの紅葉が大変人気のある妙本寺。二週間前はほとんど秋色を発見出来ませんでしたが、少しずつ紅葉が始まっているようでした。朱色の二天門の前のもみじの巨木は上部から黄色に変わり始めています。他の木々の落ち葉で秋らしさは感じられますが、まだ見頃は少し先かなという印象です。祖師堂の横のもみじは3分の1ほどは色付いたのではないでしょうか。黄色から橙色に染まり始めたところなので、緑色とのコントラストが楽しめます。駅から近いわりにやはり静かな妙本寺は紅葉の穴場となりそうです。
おすすめ度 ★★★☆☆
色付き度 ★★☆☆☆
二週間前は全くと言っていいほど秋色が無かった長谷寺も、ついに本気モードに入っています。境内はそこら中に紅や黄色、そしてどこを見ても人。祝日とはいえ、さすがの人気ぶりです。二枚目の写真は、入ってすぐに目に入るライトアップされる放生池。半分以上が緑から紅へと変貌しており、さすがの美しさです。一枚目の写真はご本堂の前に設置されたベンチのさらに後ろに植えられた、比較的新しいもみじの木々。黒いお堂によく映える色になって来ています。その他は、千体観音さまの周りでも紅葉が見頃になっていました。人がもの凄く多いので、立ち止まって写真を撮るときは周りによく気をつけて下さい。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★☆
総門前のもみじが半分ほどは色付いた印象で見応え十分、立ち止まってカメラを構える参拝客が増えてきました。境内では選佛場前の深い紅色が深まる秋を教えてくれます。そのお隣、居士林も橙色と緑が交じり合い、今しか見られない絶妙な美しさです。こちらは人だかりの出来る、この日の人気撮影ポイントでした。奥行きのある境内を居士林前から眺めると、高低差のある円覚寺のあちらこちらに秋色を見つけられることでしょう。妙高池の紅葉見頃はもう少し先になりそうです。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★☆☆
先週に引き続き、境内入ってすぐのところにある茶寮・月笑軒の紅葉が美しく色付いています。1週間で紅葉している木がずいぶん増えていますね。拝観口から頭上を見上げると、先週は緑だった木々が黄色へと変わりかけていて、季節の移ろいをしみじみと感じられます。
12月から公開される予定の本堂後庭園は、円窓から覗いてみましたが先週から変化なしでした。今週の見どころは、開山堂の茅葺き屋根の上を彩る紅・黄・青。やはり青空のもとだとより鮮やかに紅葉が映えるものです。
おすすめ度 ★★★☆☆
色付き度 ★★★☆☆
10月から秋の限定公開中の長寿寺。一枚目の写真が書院の中から望む石庭ですが、ところどころ紅く色付いてきています。全体としてはまだまだこれからですが、これだけでもとても風情があってため息が出る美しさです。観音堂の裏手では大きなもみじの木がいくつかあり、少しずつですが紅葉してきました。木が作り出す木陰と苔、差し込む木漏れ日がたまりません。散策路裏手を上に上がり、足利尊氏の墓所から頭上を見上げると大きな銀杏の木が黄色く染まっていました。これから迎える紅葉ピークが待ち遠しい限りです。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★☆☆☆
先週からさらに色付きが深まり、多くの参拝客で賑わうようになった海蔵寺。特に山門前の橙色から紅色の中間といったらいいでしょうか、絶妙な色付き具合となっています。また向かって左側の小さな門では、1週間前は黄緑だった葉が黄色になりました。鮮明すぎる発色では無いところも奥ゆかしい雰囲気の海蔵寺にぴったりです。こじんまりとした境内では人の往来が多くなっていますので、写真を撮る方は周りに気を配りつつ写真撮影を楽しみましょう。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★☆
源氏山公園の源頼朝を囲む紅葉がまさにピークを迎えています。青空のもと、鮮やかな発色のもみじが広場を取り囲みます。また鎌倉遠足もピークを迎え、遠足ランチタイムのメッカとしても有名な源氏山公園は、子供たちの元気な声でいっぱいでした。すぐ近くには鎌倉七口の切通し・化粧坂。化粧坂から上がってくる時に、ちらっと頭上に見えるのがこの紅い紅葉なんですね。薄暗い切通しに差し込む木漏れ日もとても綺麗でした。
おすすめ度 ★★★★★
色付き度 ★★★★★
ちょっとずつ紅葉の始まった鎌倉のシンボル鶴岡八幡宮です。「ひこばえ」はまだ黄緑でした。今週の見どころは、橋の上から見る柳原神池。ちょっとした撮影ポイントになっていて、人だかりが出来ていました。波が静まったとき池に映り込む紅葉も素敵です。橋の上では七五三で和装した家族連れの姿も。とても絵になりますね。また、旗揚弁財天の赤い橋からみる三の鳥居が紅葉に彩られていました。鎌倉らしい景観でこちらも素敵です。
おすすめ度 ★★★☆☆
色付き度 ★★★☆☆
鎌倉で最も静かなお寺とも言われる覚園寺にも秋がやって来ました。もみじはまだまだ緑色ですが、部分的に紅葉し始めています。しだれもみじの黄色い葉が一際目を引く境内は、高い木々の上部が少し紅く染まり始めている程度です。見頃はまだまだこれからでしょう。それでもこの微妙な色付き具合が、ただでさえ風情のある覚園寺の風景をさらに格上げしています。とにかく雰囲気抜群なので、お出掛けしてみても損はありません。紅葉ピークが楽しみです。
おすすめ度 ★★★★☆
色付き度 ★★☆☆☆
明治天皇ゆかりの鎌倉宮では、神苑を生い茂る大きなもみじが見どころのひとつですが、今週はまだまだ緑色でした。境内に向かって右側に位置する社務所には平日にも関わらず、御朱印を求める人々の列。社務所周辺は日当りが良いため、橙色に程よく色付いています。傾きかけた陽に照らされて、午後は暖かな雰囲気を纏います。山を背負っている鎌倉宮は、上を見上げればかなり高い所まで木々が生い茂ります。上部の方からかすかに色付きが始まって来ているようでした。今後の色付きが楽しみです。
おすすめ度 ★★☆☆☆
色付き度 ★★☆☆☆
北鎌倉駅を降りてすぐ目に付く、円覚寺・総門前の階段。紅く色付いたもみじの木がちらほらと目立ち始めました。境内では、居士林と選佛場の前のもみじがほんのり紅色です。ピーク時には紅葉の見所となる妙高池の周辺は、うっすらと色付き始めてます。近づいてよく見ると葉っぱの様子は緑8割、紅2割の染まり具合で、外側から順に紅くなってきています。全体的に見頃はまだですが、所々で深まる秋を感じられそうです。
花の寺・東慶寺の紅葉はまだまだこれからです。大銀杏は青々としていて、銀杏の実がたくさん落ちる頃。注意喚起の貼紙がされていました。今週の特筆すべきポイントは、茶室・寒雲亭にある一本の木が鮮やかな黄色になったこと、本堂の大きなもみじの木は日が当たる上部から少し色付き始めたこと。紅葉はまだでもさすがは花の寺。可愛らしいリンドウの青い花が境内のあちらこちらで咲き誇っていて、来る人を楽しませてくれます。
紫陽花名所の明月院にも秋がやってきました。拝観口からすぐの場所にある茶寮・月笑軒では、鮮やかな橙色がお出迎えしてくれます。紅い緋毛氈に座って橙を眺めながらお茶を頂くのも風流ですし、外から眺めるだけでも秋の深まりをしみじみ感じられます。全体的にはまだこれから紅葉本番を迎える明月院。期間限定公開となる本堂後庭園は12月上旬頃からの公開です。紫陽花の株は綺麗に整えられ、来年の花を準備中です。
葛原岡・源氏山の山々に抱かれた浄智寺。全体的に色付きがはじまったばかりですが、山寺ならではの秋が所々に散りばめられています。茅葺き屋根の書院に隣接した庭園では、落葉と紅葉が融合して「日本のふるさと」とでも名付けたくなるような懐かしい雰囲気が味わえます。その景色にピンク色の秋明菊が彩りを加えます。少し哀愁の漂う雰囲気がある浄智寺は、秋になるとさらに風情が増す気がしますね。ススキの穂がそよぐ、鐘楼門でも深まる秋を感じられます。
扇ガ谷の秘境ともいえる、水の湧き出す美しい海蔵寺。山門前は夏でも紅い葉を付けている木があるのですが、11月になり綺麗な橙色になりました。境内ではもみじの大半は緑ですが、その他の木々が黄色から橙色へと変わってきています。紅い番傘との組み合わせも趣があり、海蔵寺ならでは。この日もお庭のお手入れを自ら行う住職さんにお会いしました。相変わらず綺麗に整えられたお庭は、やはり鎌倉で一番美しいと言っても過言ではありません。
比企ヶ谷の谷戸にひっそり佇む妙本寺。今のところ、高い木の上部が染まり始めたばかりです。境内入り口付近の方が日当たりが良いせいか、入り口から徐々に紅葉が始まっている様子。祖師堂内部から外を覗くと、わずかに紅に染まり始めた木を確認できました。それでも既に、大きなカメラを片手に熱心に写真を取りに来ている方々に遭遇。それほど妙本寺は魅力的なんです。全体的に紅葉の見頃はまだ先になりそうです。
鎌倉で最も紅葉が遅いと言われる瑞泉寺ですが、11月上旬というこの時期に燃えるような色付きを見ることが出来ました。たった一本の木でも、こんなに存在感があります。落葉して寂しげなトーンの風景を温めるかのような黄色。その他の木々はまだまだこれから紅葉が始まりそうです。
鎌倉の紅葉名所を代表する長谷寺ですが、今週はまだまだ緑がメインでした。ライトアップで美しく染まる池の周りはこれからの紅葉になりそうです。紅といえば、色鮮やかな錦鯉たちが元気に泳いでいました。この日の紅葉ポイントは大黒天さん。お堂脇に植えられた白雲木が鮮やかな黄色でお目立ち度ナンバーワン。ぐるっと歩いて、境内で一番高い位置にある散策路から景色を見下ろすと、所々、背の高い木の上部が染まり始めているのを確認出来たので、来週はもう少し期待できそうです。