英勝寺の竹庭

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英勝寺
現存する鎌倉唯一の尼寺。

鎌倉駅西口から線路に沿って扇ガ谷の住宅街を進んでいくと左手には古刹・寿福寺、そして英勝寺が見えてきます。鎌倉時代から続く寺院も多い中、英勝寺は江戸時代に創建された徳川将軍家と縁の深い寺院です。寺名の英勝寺は、徳川家康の側室であったお勝の方の法名「英勝院」から名付けられたものです。

2013年に仏殿・山門・鐘楼・祠堂・唐門が国の重要文化財に指定され、文化的価値も非常に高い英勝寺の境内。それだけではなく季節の花々にも溢れる美しい寺院でもあります。尼寺らしい細やかな気遣いすら感じられる小綺麗に整えられた庭園は、境内の建造物を巡りながら周遊することができます。

英勝院尼が寺を創建し、初代住職を小良姫が努めて以来、代々水戸徳川家の女性によって継がれてきた英勝寺。それ以来、約380年もの間尼寺として在り続けています。境内裏手には報国寺に匹敵する見事な竹の庭もあります。かつては住職が代々住んでいた姫御殿があった場所です。

カーサカマクラさん前の路地
雨の後のハスの花も美しい

 

名称 東光山英勝寺
宗派 浄土宗
所在地 〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-16-3
アクセス

JR横須賀線鎌倉駅西口、江ノ島電鉄鎌倉駅、徒歩12分

拝観時間 9:00 〜 16:00
拝観休止 木曜日
拝観料 大人300円 / 高校生200円 / 小中学生100円 / 乳幼児0円
TEL  
URL 境内でのお茶席の日程がご確認いただけます。
茶席「流泉庵」 鎌倉 茶の湯の日日
お茶席へのお問い合わせ  鎌倉 茶の湯の日日 お問い合わせページ
駐車場 近隣コインパーキングをご利用ください
駐輪場 門前に駐輪可
撮影  
ペット

英勝寺・詳細情報

英勝寺さんでお抹茶を。茶席「流泉庵」

英勝寺のお茶席

英勝寺さんでは不定期ですが週末や祝日にお茶席が設けられ、竹庭の横にある書院でお茶をいただくことができます。そのお茶も本格的なもので、茶釜を掛けるところから丁寧に目の前で点ててくれます(縁側席、点前席あり)。鎌倉のお寺さんではお抹茶をいただける場所はいくつかありますが、目の前で一つ一つ点ててくれるところはこちらだけかと思います。
そう聞くと敷居が上がってしまいますがご安心ください。お茶がいただけることを知らなかった観光の方もたくさんいらっしゃいますし、お作法が…なんて方は、肩肘張らずにお楽しみいただける縁側席も用意がございます。子供連れでも大丈夫。子供用のお茶碗に薄めにお茶を点ててくれます。
お茶席の日程はこちらからご確認ください。 茶席・流泉庵「鎌倉 茶の湯の日日」

GWは白い藤棚の下でお茶をいっぷく。

白い藤棚の下のお茶席

毎月末の週末に開かれる英勝寺さんのお茶席ですが、5月はGW期間(3,4,5日)に合わせてお茶席が設けられます。
毎年この時期には英勝寺名物の白い藤が咲き誇り、その藤棚の下でお茶をいただくことができます。5月のまだ柔らかい日差しを白藤が遮り、爽やかな風が竹林から吹き抜けます。鶯や小鳥の鳴き声をBGMにいただくお抹茶は最高のひとときです。
GW中は観光客で溢れかえる鎌倉ですが、英勝寺さんではまだまだ静かな時間をお過ごしいただけます。

英勝寺詳細情報

英勝寺詳細情報

◼︎名称:英勝寺(えいしょうじ)
◼︎正式名称:東光山英勝寺(とうこうざんえいしょうじ)
◼︎宗派:浄土宗
◼︎御本尊:阿弥陀如来
◼︎創建:寛永13年(1636)
◼︎開山:玉峯清因(ぎょくほうせいいん)
◼︎開基:英勝院尼
◼︎文化財:国重要文化財である仏殿、山門、鐘楼、祠堂、唐門を始め多くの県や市指定文化財を所持しています。

英勝寺の縁起について

英勝寺縁起

徳川家康は自分の血筋が源氏であることから、ご先祖の地である鎌倉の復興に努めました。英勝寺は徳川家康の側室・お勝の方(のちの英勝院)によって創建されました。お勝の方は徳川将軍の側室として水戸徳川家の基盤も築き上げた人物です。徳川家康の亡き後、お勝の方は出家し「英勝院」と名乗るようになりました。出家から約20年後、英勝院は先祖を供養し、後生を祈るため寺の創建を願いました。寛永13年(1636)に仏殿が完成し、300石の寺領が与えられました。寛永19年(1642)に英勝院が死去したあと、寺領はさらに拡大され祠堂、山門、鐘楼、住職が暮らす姫御殿、その他の施設も整えられました。英勝院を慕う三代将軍・徳川家光の配慮によるものでした。

総門

英勝寺・総門

英勝寺の総門は横須賀線沿いに堂々と構えていますが、その扉は常に閉ざされています。参拝者はその先にある通用門から出入りします。

通用門

英勝寺・通用門

英勝寺の出入り口は庫裏の前にある西洋風な門です。門には季節の花の名前が書かれた木札が示されていて、境内で見頃の花を知ることができます。参拝者はこの門にある小さな木戸をくぐり、庫裏で拝観料を払います。

山門【国重要文化財】

英勝寺・山門

有志による復興事業によって2011年に復興された山門は美しい姿です。屋根に反りがなくまっすぐ葺き下ろされているのが特徴。山門は関東大震災で倒壊した後、資産家に売却され部材が保管されていました。2013年に国重要文化財に指定。

鐘楼【国重要文化財】

英勝寺・鐘楼

総門のすぐ隣にあるのが鎌倉唯一の袴腰鐘楼(はかまごししょうろう)です。二階建ての一階部分は風雨から鐘楼を守るために袴ような板壁を用いています。スカートをつけたような可愛らしいフォルムが特徴的です。2013年に国重要文化財に指定。

洞窟(三霊社権現)

英勝寺・三霊社権現

山門に向かい左側へ進むと小さな洞窟があることに気づきます。左手に回り込むと三霊社権現の祀られる洞窟の入り口があります。狭い入り口ですが中に入ることができます。

祠堂【国重要文化財】

英勝寺・祠堂

徳川光圀によって建てられたと伝わる英勝院尼の位牌を祀っています。色彩が日光東照宮を思わせるような華やかさです。保護のため小屋の中に入れられていますが扉から覗くことができます。祠堂の後ろには英勝院尼の墓石があります。2013年に国重要文化財に指定。

唐門【国重要文化財】

英勝寺・唐門

祠堂の入り口にあることから祠堂門とも呼ばれる唐門。祠堂と同様に2013年に国の重要文化財に指定されました。繊細な木彫が施されていて目を引きます。

仏殿【国重要文化財】

英勝寺・仏殿

ご本尊の阿弥陀三尊像を祀る仏殿は、銅板葺きで屋根に反りがないのが特徴です。軒には十二支の装飾彫刻が施されていて華やか。静かに本堂正面の小窓を開けてその姿を拝むことができます。堂内の天井には極彩色の鳥や天女の絵が華やかです。2013年に国重要文化財に指定。

ご本尊

英勝寺・ご本尊

ご本尊の阿弥陀三尊は徳川家康により寄進されたものです。中央に阿弥陀如来像、その脇侍に勢至菩薩と観音菩薩が祀られます。

竹林

英勝寺・竹林

風情あふれる竹林は報国寺だけではなく、英勝寺のものも立派なのです。よりワイルドな雰囲気もあるのが英勝寺の竹林。水戸のお姫様たちの御殿が建っていた場所です。

姫御殿跡地

英勝寺・姫御殿跡地

竹林の一角に小さな木札があり、「姫御殿跡地」と示されています。水戸徳川家の女性によって継がれてきた尼寺。代々住職の住居は姫御殿と呼ばれました。

書院

英勝寺・書院

お抹茶の席が設けられる書院はシロフジの咲く藤棚も季節になると見頃になります。竹林と書院の間の景観は思わず立ち止まってしまう美しさです。

参考文献:「鎌倉古寺歴訪 みほとけの祈り」山越実 著(平成29年4月5日 発行)、「鎌倉古寺歴訪 地蔵菩薩を巡る」山越実 著(平成26年10月18日 発行)

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