宝戒寺・本堂

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宝戒寺

鎌倉幕府執権・北条家の菩提寺。

鶴岡八幡宮の南東側、小町の住宅街から金沢街道へと合流する道があります。その角にこじんまりと控えめな門構えで佇むのが宝戒寺です。鎌倉幕府終焉の壮絶なストーリーを後世に伝えている…そんな寺院でもあります。緑に覆われた参道を入っていくと、萩に覆われた本堂をはじめ境内はたくさんの緑で溢れています。萩が咲く秋頃は実に見事な景観となるので「萩寺」とも呼ばれる宝戒寺です。
もともとこの地には鎌倉幕府執権北条家の屋敷が建っていました。新田義貞鎌倉攻めによって追い込まれた北条一族が東勝寺で自害し、実質的に鎌倉幕府は滅亡しました。その北条氏を弔う目的で建てられたのが宝戒寺です。宝戒寺周辺には腹切りやぐらなどの遺跡が残りますが、それらも宝戒寺によって管理されています。
本堂は見事な仏像がずらりと並び圧巻の世界観を作り出しています。お堂内に上がってお参りができる鎌倉でも数少ない貴重な寺院です。

 

名称 宝戒寺(金龍山釈満院円頓宝戒寺)
宗派 天台宗
所在地 〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町3-5
アクセス 徒歩:JR横須賀線鎌倉駅徒歩15分
拝観時間 8:00-16:30
休日 _
拝観料 200円(大人)/100円(小人)
TEL 0467-22-5512
URL hokaiji.com
駐車場 なし
駐輪場 なし
撮影 本堂内は撮影禁止
ペット _

宝戒寺・詳細情報

宝戒寺詳細情報

宝戒寺・詳細情報

◼︎名称:宝戒寺(ほうかいじ)
◼︎正式名称:金龍山 釈満院 円頓 宝戒寺(きんりゅうざんしゃくまんいんえんどんほうかいじ)
◼︎宗派:天台宗
◼︎御本尊:地蔵菩薩
◼︎創建:建武2年(1335)
◼︎開山:円観恵鎮(えんかんえちん)
◼︎開基:後醍醐天皇(ごだいごてんのう)
◼︎文化財:国重要文化財は本堂の普川国師惟賢和上坐像、大聖歓喜天堂には秘仏の大聖歓喜天双身天が祀られます。その他、神奈川県重要文化財もいくつか所持しています。

宝戒寺の縁起について

宝戒寺・縁起

◼︎宝戒寺の建つ場所は、鎌倉幕府執権・北条家の屋敷があった場所でした。三代執権の北条泰時が屋敷を建てて以来、この地に北条邸が在りました。元弘3年(1333)に新田義貞の鎌倉攻めによって鎌倉幕府滅亡、北条一族が東勝寺で一斉に自害。それと同時に北条家の屋敷も無くなりました。その後、北条一族の霊を慰めるため後醍醐天皇が足利尊氏に命じてこの屋敷跡に宝戒寺が建立されました。建武2年(1335)のことでした。開山には円観恵鎮(えんかんえちん)が招かれ、国宝的人材を養成する道場としても宝戒寺は重要な寺院となりました。

鎌倉二十四地蔵 一番札所 子育経読地蔵菩薩

宝戒寺、二十四地蔵御朱印

鎌倉二十四地蔵の1番札所は宝戒寺のご本尊の子育経読地蔵菩薩(こそだてきょうよみじぞうぼさつ)です。他の札所は番号順に巡れなくても、1番札所だけは最初に訪れましょう。発願印を押していただけます。

「UNIQUELY鎌倉」御朱印と巡る、鎌倉二十四地蔵

鎌倉三十三観音 二番札所 准胝観世音菩薩

宝戒寺、三十三観音御朱印

鎌倉三十三観音の2番札所は本堂左手奥に祀られた准胝観世音菩薩です。宝戒寺の本堂は堂内に上がってお参りが可能。仏像を間近で拝観することができるありがたいお寺です。700年近くも続く祈りの場です。

「UNIQUELY鎌倉」御朱印と巡る、鎌倉三十三観音

鎌倉七福神 毘沙門天

宝戒寺、三十三観音御朱印

鎌倉七福神の一人である毘沙門天は宝戒寺の本堂に祀られています。本堂内の左手正面にいらっしゃいます。御朱印は本堂入口の寺務所でいただけます。

「UNIQUELY鎌倉」御朱印と巡る、鎌倉七福神

聖徳太子堂

宝戒寺・聖徳太子堂

本堂の右手手前にあるのは、聖徳太子を祀っている聖徳太子堂。聖徳太子は仏教の保護、工芸技能者の育成に尽力したといわれます。それにちなんで諸職人の守り神としてここに祀られています。

徳祟大権現堂

宝戒寺・徳祟大権現堂

本堂の右側に位置する徳祟大権現堂(とくそうだいごんげんどう)は鎌倉幕府14代執権・北条高時を徳祟大権現として祀っています。北条高時は鎌倉幕府最後の執権で最期は東勝寺で自刃しました。

本堂

宝戒寺、三十三観音御朱印

萩で覆われた本堂は風情ある佇まいです。参拝者は本堂内に上がってお参りが可能。ご本尊の地蔵菩薩や国重要文化財の普川国師惟賢和上坐像をはじめ、多くの仏像が堂内にはずらりと並び圧巻の雰囲気です。特有の空気を感じることができるでしょう。

ご本尊・子育経読地蔵菩薩

宝戒寺・ご本尊

ご本尊の地蔵菩薩は「子育経読地蔵菩薩」と呼ばれる子供を救済すると言われるお地蔵さまです。鎌倉七福神の一人・毘沙門天、鎌倉三十三観音の2番札所である准胝観音も本堂に祀られています。

「UNIQUELY鎌倉」御朱印と巡る、鎌倉二十四地蔵

大聖歓喜天堂

宝戒寺・大聖歓喜天堂

秘仏である歓喜天を祀っています。秘仏はご開帳されないため、その姿はお寺の職員ですら見たことがないといわれます。諸願成就の神です。

宝篋印塔

宝戒寺・宝篋印塔

宝戒寺の本堂前にある宝篋印塔(ほうきょういんとう)は立派な佇まいです。1333年に滅亡した北条氏と東勝寺の戦没者など諸霊を慰める慰霊塔です。

梵鐘

宝戒寺・梵鐘

本堂の左手の木々の間に隠れるように鐘楼があり、立派な梵鐘が吊るされています。

無患子の木

宝戒寺・無患子の木

本堂の左手にある大きな無患子の木。毎年実がなるとその種子を集めてお経をあげ、無患子の御守りとして本堂にて授与されています。

無患子御守

無患子御守

無患子は「子が患わ無い」という意味を持ちます。子供を救済するご本尊の子育経読地蔵菩薩にちなみ、お守り一つにつき100円が震災で被災した子供へ義援金として送られます。好きな色柄の袋と好みの無患子の実を選ぶのも楽しいです。

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追い詰められた北条氏が一斉に自害したという東勝寺跡地の隣に位置する遺跡。自害した北条一族の墓所とされます。