日蓮宗の小さな寺院、妙隆寺は若宮大路からほど近い住宅街の中に静かに佇みます。七福神の寿老人を祀る寺院としても知られます。 妙隆寺の建つあたりは源頼朝の御家人であった千葉氏の屋敷があったところでした。至徳2年(1385年)に千葉胤貞(たねさだ)によって日英上人を開山に招き、七堂伽藍を建立しました。第二の祖といわれる日親上人は、日蓮宗開祖の日蓮が示した立正安国論にならって「立正治国論」を執筆しました。当時の足利幕府六代将軍・足利義教はくじ引きで将軍になったとも言われている人物。どうやらとんでもない独裁者だったようで、その事に日親上人は黙っていなかったのです。 しかし日親上人は弾圧され投獄されてしまいます。数々の拷問を受けた中で、熱々に熱した鍋をかぶせるというものもあったそうですが、日清は顔色ひとつ変えなかったといいます。人々のためならばどんな過酷な試練も黙って乗り越えた日親上人はそれ以来「鍋かむり日親」と呼ばれました。妙隆寺の境内には、そんな日親が100日間の寒中水行を行なった池が残されています。 七福神の健康と長寿を司る福神さま、寿老人は本堂の手前の小さなお堂に祀られます。その向かいには大きなサルスベリの木が生い茂り、夏になるとピンクの鮮やかな花で境内を彩ります。その時期にはフヨウの花も多く咲き誇り、境内では花を楽しむ人々の姿も見られます。
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叡晶山妙隆寺 |
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日蓮宗 |
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〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2−17−20 |
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鎌倉駅東口から徒歩6分。ロータリーを出て若宮大路を反対側へ渡ります。ファミリーマートのあるところを右へ、2つめの角を左へ。そのまましばらく直進し、途中右手に日蓮の辻説法跡などを見ながら左側によく注意していると妙隆寺があります。うっかりすると見落とすのでご注意を。 |
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御朱印は9:00〜16:00 |
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無料 |
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0467-23-3195 |
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なし |
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なし |
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撮影可能 |
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