(画像)補陀落寺・本堂

  • (画像)補陀落寺・本堂
  • (画像)補陀落寺・石碑
  • (画像)補陀落寺・サルスベリ
  • (画像)補陀落寺・境内1
  • (画像)補陀落寺・境内2
  • (画像)補陀落寺・三十三観音御朱印

補陀落寺

源頼朝が建てた補陀落浄土の寺

材木座の住宅街に佇む小さなお寺、補陀落寺。材木座のバス通りから路地に入った場所に建っていますが、光明寺から人が歩けるくらいしか幅のない路地裏を歩いてたどり着くこともできます。補陀落寺の建つ材木座のエリアはそんなローカルしか知らないような道が家と家の間を通り、そこを猫が歩いていたりするとてものどかな海街です。

補陀落寺は養和元年(1181年)に源頼朝によって建てられました。境内の入り口に頼朝の名が刻まれた石碑が今でも残ります。とても小さな寺院ですが、全盛期には七堂伽藍を擁した大寺院だったとも伝わります。寺名の「補陀落」とは、仏教において観音さまの住まうところ、または観音菩薩が降り立つところを意味しており、その名の通りご本尊には十一面観世音菩薩(鎌倉三十三観音、17番札所)を祀ります。

境内は狭いですがとても綺麗に整えられ、本堂の右側には大きくて立派なサルスベリが植えられています。建物自体はわりと新しく、小綺麗で美しいお寺です。この材木座の補陀落寺は「竜巻寺」という異名も持っていて、度々竜巻や暴風に襲われてきたため古文書などはすべて失ってしまっているといいます。狭い本堂ですが中を覗くと圧倒されるほどたくさんの仏像が並び、とても雰囲気のあるお寺さんです。

※参考文献 山越実 「鎌倉古寺歴訪 みほとけの祈り」かまくら春秋社 平成29年4月5日 発行

名称 南向山帰命院補陀落寺(なんこうざんきみょういんふだらくじ)
宗派 真言宗
所在地 〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座6丁目7-31
アクセス 鎌倉駅東口から徒歩20分。バスでは鎌倉駅東口から鎌40系統に乗車し、バス停「材木座」で下車して徒歩1分。鎌12系統に乗車してバス停「九品寺」で下車して徒歩3分。ちなみに光明寺から住宅街の間を抜けて歩いて行くと徒歩4分ほどです。
拝観時間
休日
拝観料 無料
TEL 0467-22-8559
URL
駐車場 なし。近隣にコインパーキングあり。
駐輪場 なし
撮影 撮影可能。
ペット

補陀落寺・詳細情報

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(画像)補陀落寺、三十三観音御朱印

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