(画像)江島神社・朱の鳥居

  • (画像)江島神社・朱の鳥居
  • (画像)江島神社・辺津宮
  • (画像)江島神社・弁財天
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  • (画像)江島神社・龍神と銭洗い
  • (画像)江島神社・エスカー
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江島神社

源頼朝ゆかりの弁財天を祀る。

江ノ島といえば神奈川県民にとって小、学校の頃から遠足で度々訪れたことのある馴染みの場所。初デートで江ノ島に行く、というのも定番だったりします。もちろん江ノ島は全国区ですから、様々なところから人々がやってくる定番の観光スポットとなっています。歴史をたどってみると、江ノ島の人気ははるか昔にさかのぼるようです。

江ノ島は552年ごろに大地の変動によって湧出したと伝えられています。その頃から神様を祀っており、江島神社の起源となりました。その後も名だたる名僧が修行の場として江ノ島を訪れては御窟(現在の岩屋)に参籠しており、その中には鎌倉でも数々の足跡を残している日蓮の名もみられます。
  
鎌倉時代に入る頃、源頼朝が幕府を開くにあたり弁財天を勧請したと伝わっています。現在、江ノ島弁財天と呼ばれる辺津宮の横に建つ奉安殿には2体の弁財天が祀られています。一つは頼朝が勧請したと伝わる力強い印象を受ける「八臂弁財天」、もう一つは白い肌が柔らかな印象を与える裸弁財天と呼ばれる「妙音弁財天」です。鎌倉七福神のひとつにも数えられています。この頃の弁財天は軍神としての信仰を集めていました。
  
その後江戸時代に入るまでの戦乱の世の中でも、東国の武将たちはこぞって江ノ島を参拝していました。江戸時代に入り、1649年には金亀山与願寺(きんざんよがんじ)という寺院になり、その後明治の神仏分離までお寺として機能していました。江戸時代にも多くの大名が江ノ島を参拝し、そのブームは庶民にまで広がったといいます。この頃になると、戦いの神から芸能・音楽・知恵の神として、また福徳財宝の神として信仰されるようになったようです。当時は「参拝」という目的ですが、その頃から観光地としての江ノ島が成立していたのだろうと推測できます。今でも変わらず愛され続ける江ノ島と江島神社。鎌倉まで来たのならば、一度は足を伸ばしてみてほしい場所のひとつです。平日ならば、比較的ゆったりとまわれるでしょう。

 

名称 江島神社(えのしまじんじゃ)
宗派
所在地 〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島2-3-8
アクセス 小田急線「片瀬江ノ島駅」から徒歩20分、江ノ電「江ノ島駅」から徒歩15分、湘南モノレール「湘南江の島」から徒歩20分。島へ架かる江ノ島弁天橋を渡り、そのまま商店の中を直進して行くと江島神社に到着です。
拝観時間 8:30〜17:00
休日 なし
拝観料 無料(奉安殿は大人200円、中高生100円、小学生50円、小学生未満は無料。)
TEL 0466-22-4020
URL enoshimajinja.or.jp
駐車場 江ノ島の島内に数カ所あり。有料。
駐輪場 江ノ島の島内に無料駐輪場あり。自転車・バイク可。
撮影 自由。
ペット リードつければOK。

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