鎌倉で鰻といえば「つるや」さん。鎌倉在住の文士、川端康成も通ったという老舗で、ミシュラン東京・神奈川2014版で星もついた実力あるお店です。
予約なしで行くと「40分〜1時間お時間いただきます。」と言われます。伝統的な鰻の調理法ですから、注文が入ってからさばき始めると、蒸す、焼くという作業工程もあるためにそれくらいかかってしまうのですね。鰻の骨を揚げた「骨せんべい」、鰻の肝の佃煮「きもつく」を肴にお酒を飲みながら待つのも鰻を食べるの楽しみに含まれるのかもしれません。
いやいや、池波正太郎氏が著書『男の作法』で「おこうこで酒を飲みながら、焼き上がりをゆっくりと待つのがうなぎのうまいい食べ方」
なんて言っていましたよ、「酒と肴でお腹を膨らませてしまうとせっかくの鰻の美味しさが半減する」って。ん〜、しかしこの美味しい肴の味を知ってしまうとついつい頼んでしまうんです。
来店時間を決めて事前に予約しておくと、その時間に合わせて準備してくれますので待たずに食べることが可能です。
つるやさんの営業時間はお昼の11:30 ~ 19:00。お昼の営業のあと、休憩を挟んで夜の営業、というスタイルではないのには理由がありまして、なにしろ本物の炭で鰻を調理していますから、一度熾(おこ)した炭を消す訳にはいかないんですね。ランチ営業のあとの休憩がなく、これからディナーという時間にお店が閉まってしまうのも伝統的調理方法ゆえ、と考えるとありがたく感じます。
肝心の鰻の味ですが、ふっくらとふわふわで本当に美味しい。きもすいも、骨せんべいも、きもつくも、是非是非食べていただきたい鎌倉の誇る伝統的調理方法が今に生きる老舗の味です。
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つるや |
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〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-3-27 |
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江ノ電和田塚駅より徒歩2分。駅ホームの藤沢方面側にある小さな出口を出たら線路の向かい側渡り右がわへ。道なりに狭い路地を進むと大きな通り「由比ヶ浜大通り」に出ますので左折。左折後3,4軒目が「つるや」さんです。 |
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11:30 ~ 19:00 |
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火曜日(祝日の場合は営業) |
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0467-22-0727 |
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由比ヶ浜大通り沿い、つるやさん店舗に向かって左側へ2,3軒にある駐車場に2、3台駐車場があります。 |
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